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楠田 亘

楠田 亘

Wataru Kusuda

ロボット教育エンジニア / 教育教材開発者 / 大坂塾事務局

「ものをつくること」で人生を前に進めてきた経験から、 公教育を主軸としたものづくり教育の社会的仕組み作りを実現しています。 すべての子供たちが創造体験にアクセスできる社会を目指して活動中。

目指す社会

元々ものづくりが大好きだったわけでない子の中でも、 それに出会い打ち込むなかでそこに自分の存在意義を見い出す子たちが必ずいる。

僕自身がそうだった、生きる意味を失ったり社会との接点を失いそうになったとき、 いつも「ものをつくること」が僕の人生を前に進めてくれた。

「ものをつくること」
これは他のことではなかなか代替できないあまりにも強力な「心の内燃機関」だと思っている。

だからこそ我々は、公教育を主軸とし教師のみなさんに負荷をかけることなく、 「ものづくりを通じたひとづくり」の機会を提供する社会的仕組み作りを実現します。

現在の活動

  • ロボット教育教材の開発
    小学生ロボット教室向けに特化したテキスト・開発環境の構築。 「教育学部」の学生アルバイトでも教えることができるテキストを目指して開発中。 LEGOをベースとした組み立て型教材とマニュアルも開発。
  • 公立小中学校での実践事業
    旧hreptech.comより事業を承継し、継続して公教育との関わりを模索。 ハード(構造・機構・電気)ソフト(プログラム・制御)すべて自分達で作るロボット教室でカリキュラムの作成と指導を行っています。
  • ロボット教室運営(eとぴあ・かがわ ロボットラボ)
    初級コース:公募で集まった小学4-6年生の子どもたちを指導
    探求コース:高校3年生までを対象とした発展的な内容を提供

技術スタック

M5Stack(組み込みデバイス) ビジュアルプログラミング環境 LEGO基盤教材開発 3DCAD 3Dプリンター 教育カリキュラム設計 ロボット制御

プロフィール / 経歴

2009年
ロボカップジュニアの活動を開始「TeamさぬきUDON!」としてロボット製作を始める
2010年
発達障害(ADHD:注意欠陥多動性障害)の診断を受ける
2011年
ロボカップジュニア サッカー・ライトウェイトリーグで6位。小学生で中学生や高校生を破り自信に
2015年
香川高等専門学校 機械電子工学科入学
2016年
AUTODESK FUSION360エヴァンジェリスト(3DCADメーカー)
株式会社フレップテックを起業(身体障がい者向けの補助具製作メーカーとしてスタート)
2017年
かがわ産業支援財団ビジネスチャレンジコンペ最優秀賞受賞
商店街に自教室をオープン
2018年
指導する「ロボットラボ」の生徒が全国6位入賞
2019年
高松市立太田南小学校で授業を開始。教師と外部企業が連携した先進的な事例を実施
2020年
塾長の会社に入社

Episode なぜ僕が経営塾で学ぶのか

窮地を塾長(大坂靖彦)に救われ、社会人としての土台を作っていただいた

パトロンから資金を引き揚げられ、1600万円の返済が20歳にして残った。 社会人経験なし・中卒という状況の私を見いだして、声をかけていただいたのが塾長。

返済をせかす地元地銀の常務まで呼びつけてリスケ交渉いただいたり、 自分では解決できないモノを解決していただいた。

なによりも、人間力を育てていただいている。 技術屋さん的な、近視眼的思考になりがちな私に、長期スパンでの経営者目線をいまもミッチリ仕込んでいただいている。

教育を創り継続させるには「経営」が必要
始めた教室を、閉めるときに思った「事業を継続させるだけのチカラもない人間が、教育のビジネスを立ち上げたらダメだな」

資金面でもビジネスモデルとしても、「自立」した事業(仕組み)にしたい。 それを維持し、時代に合わせて進化させ守れる経営者としての人間力が欲しい。

必ず守りたい「場」、創りたい「教育」を実現するために、今は身を粉にして塾長から「経営力」「人間力」を学びたいと思っている。