← Teamページに戻る
天竺 寛貴

天竺 寛貴

Hirotaka Tenjiku

フルスタックエンジニア / 高専プロコン受賞者

高専プロコンで3年連続受賞の実績を持つエンジニア。 猫をモチーフにした独創的なUXデザインと、WebRTCなどの先端技術を組み合わせ、 人々の心理的安全性を高めるシステム開発に取り組んでいます。

🏆 高専プロコン受賞歴

📅 第33回(2022年) - 課題部門「VoiceCat」🥈 優秀賞(2位)+ 企業賞

📅 第34回(2023年) - 自由部門「わんもあ」🥇 最優秀賞(1位)

📅 第35回(2024年) - 自由部門「Uni」🥇 最優秀賞(1位)+ teamLab企業賞

代表作品

VoiceCat - オンライン会議の心理的安全性向上ツール

第33回高専プロコン 優秀賞(2位)
システムコンセプト

コロナ禍でオンライン会議が普及した中、「相手の顔が見えない」「話しにくい」という課題を解決するツール。 ブレインストーミングを円滑にして新しいアイデアを生み出すことを目的としています。

主な機能
  • 🐱 ネコをモチーフにしたUI - システムからの指示が命令ではなく提案になる
  • 😊 表情認識でVTuber風表示 - Webカメラと機械学習で相手の表情を可視化
  • 👥 ネコ2匹ルール - Amazonのピザ2枚ルールを参考に、最適な人数でグループを自動形成
  • 🎯 グループの盛り上がり判定 - 発言量を分析して、適切なタイミングでグループ解散を促す
なぜネコなのか?

ネコは気ままに動くイメージがあり、イヌは人間の指示に忠実なイメージ。 ネコをモチーフにすることで、システムが人間に迷惑をかけても許される雰囲気を演出。 実際に多くの飲食店の配膳ロボットにもネコが採用されています。

学んだこと

自分たちが強みと思っていることとお客様の考えることは違う - ネコ2匹ルールによるグループ円滑化を主軸と考えていたが、表情認識の方が何倍も評判が良かった。 お客様の視点で考えると、こっちのほうが身近で訴求力があったのだと思います。

わんもあ - [プロジェクト詳細]

第34回高専プロコン 最優秀賞(1位)

自由部門で最優秀賞を受賞した作品。詳細は今後追加予定。

Uni - [プロジェクト詳細]

第35回高専プロコン 最優秀賞(1位)+ teamLab企業賞

2年連続で自由部門最優秀賞を受賞。teamLab企業賞も同時受賞。詳細は今後追加予定。

戦略と学び

  • 会場全体を自分たちのムードで支配する
    VoiceCatでは会場で常にネコみみを着用。パンフレットを配りまくり、 審査員・企業・県知事まで巻き込んで説明の機会を創出。
  • 目的に必須でない技術は柔軟に選択すべき
    WebRTCの完全ローカル動作に固執して時間を費やしてしまった経験から、 もっとも楽な手法を検討する重要性を学んだ。
  • 顧客視点の重要性
    技術的に高度な機能より、身近で共感できる機能の方が評価される場合がある。

技術スタック

WebRTC JavaScript Node.js 機械学習(表情認識) VRChat Stable Diffusion ArchLinux DirectX Vulkan Unity

高専プロコンについて

全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は、 全国の高専生がプログラミング技術を競う大会です。

部門構成:
• 課題部門:与えられた課題に対する解決策をチームで開発
• 自由部門:学生が自由にテーマを設定し、創造的な作品を制作
• 競技部門:定められたルールに従ってプログラムの性能を競う

香川高専(詫間)は基本的に自由部門で「デカい!3Dグラフィックス!ゲームできる!楽しい!システム」を作ることが多く、 過去9回自由部門で最優秀賞を受賞しています。 私のように課題部門かつWebアプリで出場することは非常にまれでした。